待ちに待った樹木葬のシンボルツリーである侘助(ワビスケ)の花が咲きました!(≧▽≦)
当霊園の侘助は、
な、な、なんと、一本の木から白とピンクの2色の花を咲かせるんです🌸
ピンクの開花も楽しみです♪
今日は侘助の雑学を♪
侘助は、ツバキより小ぶりの一重咲きの花で、半ばまでしか開かない「筒咲き」が特徴の花木です。
おしべが退化して花粉がなく、結実しないという際立った特徴もあり、日本の自生種とは趣を異にするところから、中国産の唐つばきの流れをくんでると考えられています。
ツバキとチャノ木の交雑種といわれますが、実際は不明だそうです。
葉は普通のツバキより細く、小さな花で半開のまま下向きに咲きます。花色は白の他、赤、赤地に白絞りなどがあり、江戸時代にワビスケと呼ばれたものは、淡紅色に白い班の入ったコチョウワビスケ(胡蝶侘助)です。
晩秋から寒中にかけて、ぽつりぽつりと咲いていくワビスケ(侘助)は茶人千利休が好んだ花としても有名です。
質素で静かなる侘び寂の世界で茶花として愛好されているそうです。
ワビスケ(侘助)の花名の由来
花名の由来は諸説あり、日本と明(中国)と戦い、文禄・慶長の役(1592~1598)で朝鮮半島から笠原侘助という人物が持ち帰ったという説。
堺の茶人・笠原侘助が好んだ花で、質素で静かなる侘び寂の世界、茶道、お茶室で好んで用いられています。
また、千利休に仕えてこの花を育てた庭師の名前が侘助といい、彼の名前にちなんだという伝説。
あるいは、「侘(わび)」と「好(好き)(数奇)」が複合した説など様々です。
茶室において、茶花は季節をあらわす
もっとも重要な意味を持っています。
茶花は入れる人によって、その心と花の命があらわれるといわれます。
利休は「花は野にあるように」と言ったそうですが、
お茶室の茶花は咲き誇ったものよりも、今にも咲きそうなつぼみが好まれます。
飾り立てて整えた花とは違う、清廉で自然の姿をあらわすような茶花。
限りある命である花はまた、一期一会の心も映しています。
その茶花のなかでも椿は茶花として十一月の炉開きから、
翌年の炉塞ぎまでの晩春まで生けられる、最も代表的な花なのです。
実は椿は一種類の花だけで生けることができる花としての「一種」、
花入れの口元近く低く入れる花としての「根締め」、
という高い格のついた花です。
種類の多い椿ですが、一種としても根締めとしても重宝される花なのです。
他にも一種で生けることのできる花には菖蒲、牡丹などがあります。
花に品格があって一種でお茶席に季節感を写すことができることが、
格の高い花といえるでしょう。
ワビスケ(侘助)の花言葉
「ひかえめ」「簡素」「静かなおもむき」
「ひかえめ」は、開花しても「筒咲き」と呼ばれる半ばまでしか開かない半開状態の下向きの花姿に由来します。
「静かなおもむき」は、椿と違い楚々として小ぶりでかわいらしい花姿からきているのでしょう。
日本人の感性にピッタリの花といえますね。